甲字湯
2014年07月15日
①.配合生薬
桂皮 (ケイヒ) :4g
茯苓 (ブクリョウ) :4g
牡丹皮 (ボタンピ) :4g
桃仁 (トウニン) :4g
芍薬 (シャクヤク) :4g
甘草 (カンゾウ) :1.5g
生姜 (ショウキョウ) :1g
②.効能
体力が比較的あり、ときにめまい、のぼせ、
下腹部痛、肩こり、足の冷え、など
を伴う場合に用いられます。
③.適応症
月経痛 (ゲッケイツウ)
月経不順 (ゲッケイフジュン)
更年期障害 (コウネンキショウガイ)
血の道症 (チノミチショウ)
肩こり (カタコリ)
めまい (メマイ)
しみ (シミ)
しもやけ (シモヤケ)
④.使用上の注意
高血圧の人、心臓に病気のある人、
妊婦または妊娠している可能性のある女性
の服用は慎重を要します。
薬の使用にあたり、薬剤師の説明や添付の説明文書を
よく理解したうえで使用してください。
⑤.副作用
甲字湯(コウジトウ)の 副作用
体質や症状に合わない、西洋薬との併用、アレルギー体質、などの場合、
不快な症状や副作用が出る場合があります。
ちょっとおかしいな、と思ったら、すぐ服用をやめ、
漢方の専門家や処方してくれた医師に相談しましょう。
桂皮(ケイヒ)には、生薬の副作用として、
薬疹(発疹・掻痒):発疹・皮膚発赤・掻痒・発熱、などの症状が
現れることがあります。
茯苓(ブクリョウ)には、生薬の副作用として、
便秘を引き起こす場合があります。
正常な便通の人には不適用です。
桃仁(トウニン)には、生薬の副作用として、
子宮収縮作用の為、流早産の危険性があり、妊娠中には服用しない方が良いです。
牡丹皮(ボタンピ)には、生薬の副作用として、
子宮収縮抑制作用の為、流早産の危険性があり、
妊娠中には服用しない方が良いです。